ばいばい


夢を諦めた人間のその先に何が残ると言うのか・・・
「太陽」
それは元々俺のもちものじゃぁ無いんだよ、残念ながら。
「じゃぁ月?確か月の土地って売ってるんじゃなかったかしら?」
月に土地買わなくなったって田舎の親父の土地は俺のものになるのさ。

関係無いけど、俺の従兄弟は野球選手になると言ってたな。
アイツ、今どうしてるんだろう?
会いに行く度夜は腹筋したり素振りしたり。
・ ・・アイツにサンタクロースが実在してない事を教えたのは俺だったから、今度はぜひアイツの夢を壊さないで置こう。

外は寒いな。
雪でも降ってくるのだろうか?

俺の大切にしていたサルビアが枯れた。
母は多分もう俺が夢を捨てた事に気付いてる。
だからやさしい言葉をかけてくれて、気付いてるのに無視してる。
それは自分の子育てへの自信から来るものか?
俺はかあさんからの期待をいつも誇りに思っているよ。
でも時々それがプレッシャーでもあるんだよ、かあさん。
信頼を守るって辛い事だね。
サルビアは枯れたんだよ。

気付いてると思うけど俺は死のうとしているんだ。
どんな死に方かって・・・オトコなら、餓死だろう。
死ぬその1秒前まで、一呼吸前まで死ぬ事を選択し続ける。
目の前に菓子パン置いて餓死する事と、洗面器に顔つけて溺死する事と、どっちがオトコらしいか考えた結果俺はやはり「死を選ぶ時間の長さ」から餓死を選んだ。
大家さん、大変申し訳無い。

まぁとにかく俺はここ1ヶ月弱何も食べていない。
太陽の光も浴びてない。
俺の記憶が正しければ・・・なんて漫画じみた台詞が出てくるのはもう俺の意識がクダラナイモノ(俺を受験戦争に負けさせた漫画に最後まで支配されるなんて、と俺は自嘲する)の事しか考えられないからだろうな。

とにかく人間は水飲まなきゃ2週間以内に死ぬんじゃなかったのか?
俺の部屋のカレンダーは12月のまま。
今更正月実家に帰らないからといって誰も驚かない。
俺ってそんなヤツだ。

夢を諦めた人間のその先に何が残ると言うのか・・・
クダラナイセリフ
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